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Mejiro Meetup Club 2026
 

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基本情報

​学習院大学名誉教授湯沢威先生を中心とした学習院大学・福島大学ゼミOB、さくらアカデミー受講者による学術コミュニティです。

イベント情報

  • 2月28日(土)
    学習院大学
    2026年2月28日 15:00 – 17:00
    学習院大学, 日本、〒171-8588 東京都豊島区目白1丁目5−1

​ブログ

グループ

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湯 沢  威   学習院大学名誉教授


1940年生まれ。京都大学文学部卒。一橋大学経済学研究科博士課程修了。

1973年 福島大学経済学部助教授

1978年 学習院大学経済学部教授。

2011年 学習院大学停年退職

 

『イギリス鉄道経営史』(単著)、『鉄道の誕生』(単著)

『イギリス経済史-盛衰のプロセス』(編著)

『国際競争力の経営史』(共著)

『近代ヨーロッパの探求14 鉄道』(共著)

『大企業経済の興隆』(共訳)

『なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか』(共訳)

『世界史のなかの産業革命』(共訳)、『Japanese business success:the evolution of a strategy』(編著)など。

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著作・翻訳集

世界史のなかの産業革命 資源・人的資本・グローバル経済

世界史のなかの産業革命 資源・人的資本・グローバル経済

世界史のなかの産業革命 資源・人的資本・グローバル経済 R.C.アレン 著  眞嶋史叙・中野 忠・安元 稔・湯沢 威 訳 内 容 中国やインド、大陸ヨーロッパではなく、イギリスで産業革命が起こり得たのはなぜか? 食事、健康などの生活水準をもとに、世界史的な視野でその起源を捉えなおし、エネルギーなどの自然環境が果たした役割も視野に、産業革命の新たな全体像を示した決定版。 著者紹介 ロバート・C.アレン (Robert C. Allen) 1947年生まれ。オックスフォード大学ナッフィールド・カレッジ・フェロー、経済史教授を経て、現在、同カレッジ・シニア・リサーチフェロー兼ニューヨーク大学アブダビ校グローバル特別栄誉教授。著書に、Enclosure and the Yeoman: The Agricultural Development of the South Midlands, 1450-1850(1992)、Farm to Factory: A Re-interpretation of the Soviet Industrial Revolution(2003)。いずれも、経済史

なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか

なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか

グローバル経済の格差の原因を、世界史のなかに探る。 なぜ世界には、豊かな国と貧しい国が存在するのか? 世界各国間の貧富を決める要素は何だったのかを、歴史、地理的側面、技術変化、経済政策、制度などを通して検討する。成長に寄与する要因を、歴史資料を駆使して分析し、今日の格差の原因を概観する。 第一章 大いなる分岐 第二章 西洋の勃興――最初のグローバル化 第三章 産業革命 第四章 工業化の標準モデル――ドイツとアメリカ 第五章 偉大なる帝国――インド 第六章 南北アメリカ 第七章 アフリカ 第八章 後発工業国と標準モデル――帝政ロシアと日本 第九章 ビックプッシュ型工業化――ソ連・戦後日本と東アジア

大企業経済の興隆

大企業経済の興隆

今世紀初頭から現在にいたるまでの大企業経済体制の成立・発展過程を最近の研究成果をふまえてイギリス企業を中心に跡づける。英国経営史学界の第一人者による大企業発達史。 第1章 企業―その歴史と経済学 第2章 産業の伝統―1914年までの企業成長 第3章 合理化運動 第4章 政府―トラストの監視役かそれとも推進者か 第5章資本主義的所有と証券市場 第6章 経営と成長の限界 第7章 大企業経済の興隆―その範囲 第8章 大企業経済の興隆―その方向 第9章 1930年代から1950年代まで―連続か変化か 第10章 現代の大企業経済 第11章 福祉の結論

近代ヨーロッパの探求14 鉄道

近代ヨーロッパの探求14 鉄道

イギリスの産業革命の最終段階で生まれた鉄道は、ヨーロッパ各地やアメリカなどに急速に普及し、それぞれの国の工業化、経済の効率化に大きく貢献することになった。鉄道はその伝播、浸透によって社会や人々にどのような影響を与えたのか。本書は、鉄道の誕生からさかのぼり、さらに小説や絵画の描写なども踏まえ、鉄道=近代文明のもつ光と影をよみとく。 はしがき 序 章 鉄道の発生と世界への普及(湯沢 威)  1 鉄道の発生  2 鉄道時代の本格的展開  3 鉄道の社会経済的性格  4 鉄道建設の国際的広がり  5 鉄道の光と影  [コラム]ゲージ(軌間)の持つ意味 第1章 イギリスの鉄道(湯沢 威)  1 イギリス鉄道の建設  2 鉄道の輸送業務  3 鉄道による都市の再開発  4 鉄道と政治  [コラム]標準ゲージの決定 第2章 文化の中を走り抜けた鉄道(小池 滋)  1 文化の一要素としての鉄道  2 文学は鉄道をどう描いたか  3 鉄道客車は密室と同じ  4 「時は金なり」を実証した鉄道  5 大衆トゥーリズムの時代  6 画像に示された鉄道  [コラム]ワゴンリ社  オリエント・エクスプレス

国際競争力の経営史

国際競争力の経営史

湯沢 威 (編集), 鈴木 恒夫 (編集), 橘川 武郎 (編集), 佐々木 聡 (編集) 国際競争力の違いはいかにして生まれるのか──さまざまな国・地域の代表的な産業における国際競争の展開に光を当て,国際競争力の源泉を解明する初めての書。経営史固有の実証的な方法に則り,経済学ではブラックボックスとされてきたロジックを明らかにする。 序 章 国際競争力の経営史の課題=湯沢 威・鈴木恒夫・橘川武郎・佐々木聡 第1章 国際競争とチャンドラー・モデル:チャンドラーは国際競争をどのように見ていたか=安部悦生 第2章 世紀転換期における機関車製造業の国際競争:英米機関車メーカーを中心として=中村尚史 第3章 海運業における国際競争と協調:ボンベイ航路における日本郵船とP&O=後藤 伸 第4章 明治期日本の民営たばこ産業と国際競争:アメリカン・タバコ社と村井兄弟商会=鈴木俊夫 第5章 化学工業における開発競争と多角化戦略:アンモニア合成工業におけるBASF対日本企業=鈴木恒夫 第6章 日米自動車産業の国際競争力:戦前・戦後の自動車摩擦問題をめぐって=宇田川勝

イギリス経済史 : 盛衰のプロセス

イギリス経済史 : 盛衰のプロセス

「イギリス経済の盛衰」を共通のキーワードにして、産業革命から戦後までを多様な角度から分析し、イギリス史の実像を描き出そうとする最新のテキストブック。単にクロノロジカルに経済史を記述するのではなく、重要なテーマを設定し、それらを理解することによりイギリス経済全体の流れを把握しようとする。 第1章 イギリス経済史研究の視角 第2章 産業革命の時代 第3章 「世界の工場」と「大不況」 第4章 綿業の盛衰 第5章 鉄鋼業の盛衰 第6章 植民地経営の展開 第7章 シティの盛衰 第8章 戦間期のイギリス 第9章 自動車産業の盛衰 第10章 イギリス労使関係の転成 第11章 イギリス経済の停滞と教育改革 第12章 戦後イギリス経済の軌跡

鉄道の誕生:イギリスから世界へ (創元世界史ライブラリー)

鉄道の誕生:イギリスから世界へ (創元世界史ライブラリー)

道草創期の本格的通史。第40回交通図書賞[歴史部門]受賞 19世紀初頭にイギリスに登場した鉄道は時をおかずして世界中に伝播し、 輸送の効率化、工業化の促進、ライフスタイルの変化など、各国の近代化に多大な影響を与えた。 本書では蒸気機関導入以前の初期鉄道から説き起こし、蒸気機関車誕生の背景とプロセス、さらにその経済社会への多岐にわたる影響を経済史・経営史の観点から考察し、 鉄道誕生の秘密とそのインパクトの内容を明らかにする。 比較経営史の第一人者による待望の通史。 序章 初期鉄道の萌芽  1 初期鉄道の形成  2 公共鉄道の出現 第1章 蒸気機関の発明  1 蒸気機関の発想  2 セイヴァリーの蒸気機関  3 ニューコメンの蒸気機関 第2章 蒸気機関の発達  1 産業革命の進展  2 蒸気機関の乗り物への利用――蒸気船  3 蒸気機関の乗り物への利用――蒸気自動車  4 蒸気機関の発達と産業革命 第3章 蒸気機関車の誕生  1 「蒸気機関車の父」リチャード・トレヴィシック  2 ウィラムを拠点にした技術の集積  3 「鉄道の父」ジョージ・スティーヴンソン 第4章 ストックトン・ダ

イギリス鉄道経営史

イギリス鉄道経営史

鉄道発祥の地、イギリスにおける鉄道業の発達について、建設・運転・企業経営・組織管理等より体系的に分析し、鉄道がイギリス経済に果した機能と役割を明らかにする。 第1章 ストックトン・ダーリントン鉄道の歴史的性格 第2章 リヴァプール・マンチェスター鉄道の成立 第3章 19世紀前半のイギリス主要鉄道会社 第4章 1840年代の鉄道ブーム―ハドソン「帝国」の生成と崩壊 第5章 19世紀中葉における鉄道建設業者の組織と経営 第6章 鉄道業における経営管理組織の形成 第7章 鉄道業における作業組織の形成 第8章 鉄道業の発展と輸送 第9章 主要鉄道会社の経営発展 第10章 19世紀後半の鉄道会社の経営停滞

経営史学会50年の軌跡 『経営史学の歩みを聴く』(経営史学会 編)

経営史学会50年の軌跡 『経営史学の歩みを聴く』(経営史学会 編)

学際性と国際性を追求、経営史学会50年の軌跡 『経営史学の歩みを聴く』(経営史学会 編)  本書は、経営学・経済学・社会学等の分野にまたがる学際性、および外国の学界との活発な研究交流を特長として、世界のビジネスの歴史を探究してきた経営史学会の歩みを振り返り、若き学問として産声を上げ、その後めざましく発展していった日本の経営史学半世紀の歴史を、先駆者たちが生き生きと語る。ひと言ひと言の重みが伝わる正に必読の書。 『経営史学の歩みを聴く』の刊行にあたって(橘川武郎) 由井常彦先生インタビュー(聞き手:島田昌和,松本和明) 福應健先生インタビュー(聞き手:渡辺尚,今久保幸生) 山崎広明先生インタビュー(聞き手:阿部武司,結城武延) 藤田貞一郎先生インタビュー(聞き手:廣田誠,長廣利崇) 渡辺尚先生インタビュー(聞き手:黒澤隆文,今久保幸生) 湯沢威先生インタビュー(聞き手:阿部武司,久保文克,平井岳哉) 宮本又郎先生インタビュー(聞き手:沢井実,廣田誠)

ギャラリー

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当サイトは、MMCのコミュニケーションチャネルの1つとして、経営史をはじめ様々な学術情報や研究トピックを提供し、メンバー間の知識共有を支援します。

《MMC設立趣旨》

 世の中が急激に変化していますね。私はこれまで長らく学習院さくらアカデミーで進化論を中心に、自然、技術、社会、世界における進化(進歩の)歴史を話し、現代社会を理解する手掛かりを求めてきました。とくにこのような傾向は、21世紀の情報化社会では我々の日常生活に大きな変化をもたらしつつあることは否定できないところです。

​ しかし、科学技術の進歩が同時に人間社会の進歩を意味するものではありません。科学技術の進歩が人々の生活を豊かにし、多大な富をもたらしたことは否定できませんが、しかし他方では、科学技術が人類の存亡をもたらす危険性を秘めていることも周知のところです。

 

 人類はすでに第1次、第2次世界大戦の経験から、さまざまな国際的な協調の流れを生み出し、さらに国の枠を超えて共同の歩調を取り始めました。その試みの一つがヨーロッパ共同体(EU)でした。政治的にも経済的にも統合することにより、国家間の対立を排除しようとする試みです。

 しかし、イギリス首相サッチャーは、EUに消極的な態度を示し、ついに2020年、ジョンソン首相の時に国民投票で、わずか3.8%の票差でEUから離脱をしました。国家の重大な意思決定が多くの浮動票の中で決定された、ということです。 他方、このようなEU内におけるイギリスの動きとは別に、中国の習近平は2013年に一帯一路構想を打ち出し、陸と海から膨大なインフラ投資で国際的連携を目指そうとしました。私はこれを1世紀時代遅れの、中国的帝国主義と呼びましたが、案の定、この提案にのったいくつかの後進国は中国に対する債務の罠に陥り、土地や港を接収されています。現在ではかつての一帯一路構想は様相を変えて、緑化とかハイテク投資とかの名のもとに低開発国への投資を継続しています。いずれにせよ、中国の現代版帝国主義的進出と言えるでしょうが、どこまでその目的を達成することになるのか、おおいに注目されるところです。

 ロシアのプーチンの動きが、習近平の一帯一路の構想と相通じるものがあるか、どうか一概には言えませんが、ウクライナへの侵攻は類似の側面を認めざるを得ません。むしろプーチンの方が露骨であり、直截的であり、現在進行中の戦争がどのような結末になるのか、大いに注視する必要があります。

 このような世界の動きに呼応するかのように、目立つのがアメリカの孤立主義です。第2次トランプ政権はヨーロッパとは一線を画して、独自路線を歩もうとしていますが、これを1820年代のモンロー主義への回帰という見方もあります。ベネズエラに侵攻し、大統領夫妻を拉致する、という荒業を行っています。今後、トランプが何をするのか、予測が不可能ですが、いずれにせよ、アメリカが世界のリーダーとして、これまでの国際協調路線を推進するよりも、アメリカ第1の利害追求をしていく傾向を強めています。

 さて、わが国でも初の女性首相が誕生し、少数与党の自民党を率いて、どのような政治を展開するのか未知数と言わざるを得ませんが、ある意味では、これまで述べてきた世界の政治の波が日本にも押し寄せてきた、ということなのでしょうか。そのためには、既成の仕組みや概念では対応できない難しい状況が生まれ、新たな発想や枠組みが必要となるのではないだろうか。

 

 最後に、科学技術は驚くほどの勢いで進歩していますが、これは我々の日常生活を便利にさせてくれることは間違いありません。さまざまな情報が瞬時に入手出来ることは、生活を効率化する上で有効であります。 しかし、問題はその情報の質および内容です。すでに知識として共有されうる情報を容易に手にすることは便利ですが、未知の分野の、評価が定まっていない分野についての情報のファクトをどのようにして入手し、それを活用することが出来るのであろうか。 もし情報が国家の監視下におかれ、偏った情報の中で生活を強いられた場合、その情報は国家管理のための重要な手段に転化する可能性があります。情報化時代になればなるほど、情報操作が行なわれやすくなります。そうではない、という保証は誰が、どのような形で証明出来るのであろうか。

 私は詳しくはありませんが、何か調べるときに、はじめにChatGTPが回答を示してくれます。おそらく既存のデータから、無難な回答を見つけてくれるのだろうと思います。

 しかし恐ろしいのは、このような画一的な答えがいつも出回って、個性や独自性をもった考えを出せなくなってしまうことではないでしょうか。なお、日本語でのChatGTPの回答と他の言語でのChatGTPの回答と比較をしたら、どのような違いになるのか。ひょっとしたら、ロシア語や中国語でのChatGTPの答えと比較したら、全く逆の答えが出てくる可能性はないのか。この辺りは詳しい人にぜひ伺いたいものです。

 

 いずれにせよ、高度情報化社会の中で、我々は大変便利な時代に生活をしていることになるのでしょうが、ますます個人の独自の意見や考えが失われてしまうことにはならないのか。いや逆に、このような情報化社会になればなるほど、個々人の意見を大切にする場を確保する必要がますます高まるのではないか、と思っています。私はそのような場所として、研究会を設定したく考えています。皆さまの賛同をぜひ得たく思います。                                                                                                                                                                                                                                                             湯沢 威                                                                                                        2026年1月12日

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